家庭用ルーターの初期設定に注意
家庭用ルーターへ攻撃を仕掛ける不正プログラム「TROJ_VICEPASS.A」への注意が必要です。
トレンドマイクロの調べによると、不正プログラム「TROJ_VICEPASS.A」は、感染すると家庭用ルーターに接続されている機器(パソコンなど)の情報を抜き取り、外部サーバーへ送信する性質を持っています。しかも、情報送信後に不正プログラム自身を削除するため、発見しにくい悪質なプログラムです。
不正プログラム「TROJ_VICEPASS.A」の感染経路は、不審なWebサイトに仕掛けられた「Adobe Flash Player」の修正プログラムを装ったリンクです。ここから感染したパソコンのルーターの設定機能を悪用し、ネットワーク上の機器をスキャンされます。
不正プログラム「TROJ_VICEPASS.A」は、家庭用のルーターでよく使われるユーザ名とパスワードを用いて、ネットワークの内側から家庭用ルーターに侵入します。そのため、購入時の設定のまま使われているルーターは被害に合う危険性が高くなります。
ルーターの初期設定は、パソコンのブラウザーから接続するため、少し面倒な作業ですが、パスワードの初期設定は変更しておくことをおすすめします。
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Tag: セキュリティ