コントロールされたフォルダーアクセスとは
Windows10(バージョン1709)は、ランサムウェアの流行などを受け、セキュリティ機能が大幅に強化されました。その1つが「コントロールされたフォルダーアクセス」です。
「コントロールされたフォルダーアクセス」とは、ファイルやフォルダーに対し、許可したアプリしかアクセスできなくなるように制限する機能のことで、マルウェアによるファイルやフォルダーの変更を抑止することができます。
- ランサムウェアとはマルウェアの一種です。パソコンのファイルを暗号化し、解除のための「身代金」を要求することが特徴です。
- ランサムウェアとは、Ransom(身代金)とSoftware(ソフトウェア)を組み合わせた造語です。金銭を支払っても制限が解除されることは決してありません。
コントロールされたフォルダーアクセスを有効にする方法
- Windows Defenderセキュリティセンターを開きます。
- [ウイルスと脅威の防止]をクリックします。
- [ウイルスと脅威の防止の設定]をクリックします。
- [コントロールされたフォルダーアクセス]をオンにします。
- ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら、[はい]をクリックします。
- [保護されているフォルダー]をクリックし、制限をかけたいフォルダーを選択します。
ドキュメントやピクチャなどのフォルダーに対し、WordやExcelなど、特定のアプリしかアクセスできないように制限しておくことで、万が一パソコンがランサムウェアに感染しても、ドキュメントやピクチャなど制限されたフォルダーのデータを勝手に暗号化できないようにできます。