Bluetoothスピーカーから音が出なくなる理由

ここ数年の間にBluetoothスピーカーを利用する方が増えてきました。

Bluetoothスピーカーから音が出なくなる理由

Bluetoothスピーカーとは、さまざまなデータを対応機器間でワイヤレスでやり取りできる通信規格の1つである「Bluetooth」に対応したスピーカーのことで、音楽データをワイヤレスで再生できます。

近年は、スマートフォンやタブレット、パソコン、ポータブルオーディオプレーヤーなど、さまざまな機器がBluetoothに対応しています。

Bluetoothスピーカーから音が出なくなる理由

「ときどき音が出なくなる」「途切れがちになる」ということはペアリング(pairing)は完了しています。※ペアリングとは、Bluetoothで通信を行う機器同士を接続すること。

スピーカーの電源(バッテリー残量)が確保され、故障もない場合、原因は2つに絞り込めます。

音が出なくなる理由(1)

スピーカーとモバイル端末の距離の問題です。
Bluetooth規格では、通信を行う機器の距離が半径10メートル以内と定めていますが、障害物があるとその限りではありません。Bluetoothが使う無線通信帯域(2.4GHz帯)は障害物に強く、壁や家具がある場所でもある程度回り込むことができますが、障害物がなく距離が近い方が安定します。

2.4GHz帯

音が出なくなる理由(2)

Bluetoothスピーカーから音が出なくなる理由

他の電気機器の影響です。2.4GHz帯は家電製品やWi-Fiでも利用されているため、他の機器と干渉を起こしやすく、速度低下が発生しやすくなります。特に電子レンジやコードレス電話のような強い電磁波を発する家電製品は、Bluetooth機器を近くに置くと通信に影響を受けます。

音が途切れるなどの問題が発生した場合は、付近に電子レンジなど家電製品がない見通しの良い場所で再生テストを行います。
正常に動作することが確認できた場合、Bluetoothスピーカーを少しずつ動かし、再生に影響がない場所を探します。