MS月例修正パッチ 1月13日に9件公開
マイクロソフトは、1月のセキュリティ更新プログラムを1月13日(日本時間)に公開し、Internet Explorer(IE)やOfficeなどの脆弱性を修正しました。
IEはこの日を最後に古いバージョンのサポートが打ち切られ、各Windowsで利用できる最新版のIEに移行しない限り、脆弱性修正などのアップデートを受け取ることができなくなります。
9件のうち6件は、深刻度が最も高い「緊急」に指定されています。この中で、IE用の累積的なセキュリティ更新プログラム(MS16-001)は、IE7~11を対象に配信され、2件の深刻な脆弱性に対処されます。
今後は、各Windowsで利用できる最新版のIE(デスクトップ版ではWindows Vista向けのIE9と、Windows7/8.1向けのIE11)のみがサポートの対象となります。古いバージョンのIEは、脆弱性が発覚しても、修正のためのアップデートは提供されません。
そのため、IE7や8などの古いバージョンを使い続けているユーザーは、攻撃の格好の標的となるため、MicrosoftではIE11への移行を促すメッセージを表示するなどして対応を呼び掛けています。