格安SIMカードとは
大手キャリアより安価な価格で利用できる「格安SIMカード」が人気です。
「格安SIMカード」とは、MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供しているSIMカードのことで、スマホ端末にセットすることで、通信料金を抑えることができます。
SIMカード(シムカード|Subscriber Identity Module Card|)とは、携帯電話で使われている電話番号を特定するための、固有のID番号が記録されたICカードのことです。
格安SIMを購入する際の注意点
1)通信方式や周波数
使いたいスマホ端末の通信方式や周波数に、購入したSIMカードが合っていないと使えません。
現在販売されている格安SIMカードの多くはNTTドコモの回線を利用しているため、ドコモ端末ならこのようなトラブルはありません。
2)海外製のスマホ端末
海外製のスマホ端末で格安SIMカードを使う場合、国内の電波法に抵触していないかどうかの確認も必須です。
※日本の「技適マーク」が端末本体に貼ってあります。万が一法令に違反した場合、罰則もあるので注意が必要です。
3)APN設定
格安SIMカードをスマホ端末に挿せばすぐにインターネットが利用できるわけではありません。
スマホ端末がネットワークに接続できるように、APNの設定をする必要があります。
APN(Access Point Name)とは、携帯情報端末などをネットワークに接続し、データ通信を行う際に必要な接続先を指定する文字列のことです。家庭のパソコンなどからインターネットに接続する際のプロバイダー設定に当たるもので、ネットワークサービスやインターネットへの接続を提供する、自分の契約した事業者の識別名を設定します。
日本で販売されている携帯電話端末には、対応するキャリアの提供するネットワーク(例えばNTTドコモであればiモード)に接続するためのAPNがあらかじめ設定されているため、普段APNを設定したり意識したりすることはありませんが、利用者識別を行うSIMカードのみを購入してスマホ端末にセットする場合、APNの設定が必要です。
4)格安SIMカードのサポート
格安SIMカードの場合、大手キャリアのようにショップが街中にないため、気軽にサポートを受けられないのも格安SIMカードの弱点です。格安SIMカードでトラブルが起きた場合、販売先のMVNOのカスタマーサポートに問い合わせることを推奨しています。
格安SIM はじめるときの注意点
格安SIMをはじめる(契約)ときは、下記の個人情報の登録が必要です。
- 利用者の名前
- 生年月日
- 住所
- 現在使用している電話番号
- 本人名義のクレジットカード番号
- 音声通話対応のSIMカードを選択した場合は、身分証明証(運転免許証や健康保険証など)が必要です。
- 確認書類に記載された住所と現住所が異なる場合は、公共料金領収証や住民票、行政機関発行の領収証など、補助書類が必要です。