Googleが参入するMVNO 狙いはIoT

GoogleがMVNO(仮想移動体通信事業者)事業に参入する計画が報じられました。
報道によると、米T-Mobile USと米Sprintのネットワークを利用し、携帯電話向け通信プランを消費者に販売するとのことです。

MVNOとは何ですか?

MVNO(エムブイエヌオー)とは「Mobile Virtual Network Operator」の略称で、日本語では仮想移動体通信事業者」と呼ばれます。自らが通信インフラ(ケータイやスマホに電波を送るための基盤のこと)を持たず、携帯電話事業者(MNO)からインフラを借り、音声通信やデータ通信サービスを低価格で提供する事業者のことです。

IoTとは何ですか?

IoT(アイオーティ)とは「Internet of Things」の略称で、日本語では「モノのインターネット」と呼ばれます。建物、電化製品、自動車、医療機器など、コンピューター以外の多種多様な「モノ」がインターネットに接続され、相互に情報をやり取りする技術のことです。

既に、スマホやタブレット、テレビ、デジカメ、デジタルビデオカメラ、デジタルオーディオプレーヤー、HDDプレーヤー、DVDプレーヤーなどのデジタル情報家電をインターネットに接続する仕組みは始まっています。

今後は、デジタル化された映像や音楽、音声、写真、文字情報などをインターネットに接続する仕組みが一般に普及すると予測されています。

米国調査会社のガートナー社の発表によると、「2020年には300億個の多種多様なモノがインターネットにつながり、IoTによる経済価値は、1兆9000億ドルに及ぶ」と予測されています。ただ、セキュリティの確保や、標準化、異なる機器間の相互接続や、大量のデータによるネットワークの負荷軽減など、課題も山積しているのが実情です。

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