ハードディスクの寿命を知らせるサイン

ハードディスク

ハードディスクの寿命は一般的に5年~10年と言われています。しかし温度や湿度、利用環境や使い方などを工夫することで、寿命を遅らせることができます。

寿命を知らせるサイン

[check]破損ファイルの増加
ファイルの破損はドライバーに問題があったり、突然電源が落ちたりすることで破損する場合もありますが、ファイルの破損が頻繁に起こるようなら、ハードディスクの寿命が近づいている兆候です。

[check]レスポンスや転送速度の劣化
エクスプローラーのアイコンをクリックしてもすぐに開かない、ハードディスクの応答が遅い、転送速度が遅いなどの現象が頻繁に起こるようなら、ハードディスクの寿命が近づいている兆候です。

[check]不良セクターの増加
ハードディスクは小さなクラスタでデータを保存します。このクラスターが破損すると機能しなくなります。これを不良セクターと言いますが、ハードディスク上にこの不良セクターが増えたり、頻繁にフリーズする場合、ハードディスクの寿命が近づいている兆候です。

不良セクターはソフトウェアのエラーにより生じるケースが多く、データが深刻なダメージを受けます。診断ツールで検出できる場合もあるので、定期的なメンテナンスを推奨しています。

[check]異常な音
ガタガタ、ギギギ-など、普段と異なる音を発している場合、ハードディスクの寿命が近づいている兆候です。

[check]異常に熱い
パソコンが熱を持っている場合、ハードディスクの寿命が近づいている兆候です。特に50℃を超えている場合は要注意です。

ハードディスクの健康状態を確認

CrystalDiskInfo|クリスタルディスクインフォ|

CrystalDiskInfoは、ハードディスクの健康状態を確認できるフリーソフトです。ハードディスクの健康状態を、「正常」「注意」「異常」の3段階で評価し、現在の温度も表示されるため、ドライブ交換時期の参考になります。CrystalDiskInfoでは、型番や容量、バッファサイズといった基本情報に加えて、電源投入回数や使用時間、温度などの情報を一覧で確認することもできます。タスクトレイに常駐しておけば、ドライブの温度をタスクトレイアイコンとして表示すると共に、ドライブの温度がしきい値を超えた場合や、健康状態に変化があったときに、警告をポップアップ表示してくれます。
CrystalDiskInfo