7月1日はうるう秒で1秒長くなります

明日(7月1日)午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「うるう秒」が1秒挿入され、24時間より1秒だけ長くなります。(日本時間)

「うるう秒」は4年に1回やってきます。この日は、本来ないはずの「8時59分60秒」として追加されます。通常、デジタル表示の時計では「59秒」の次は「00秒」ですが、明日は[8:59:60]と表示され、1秒追加されます。

うるう秒による調整は、12月か6月の末日の最後の秒(世界時)で行われ、それでも調整できない場合には3月か9月の末日の最後の秒(世界時)で行われます。地球の自転が遅い(1回転にかかる時間が長い)場合には、59分59秒の後に59分60秒として1秒を挿入し、その次の秒が0分0秒になります。反対に、地球の自転が速い(1回転にかかる時間が短い)場合には、59分58秒の次の59秒をとばして、0分0秒にすることにより、1秒減らします。

ただし、世界時と日本時間では、日本時間のほうが9時間進んでいるため、日本では午前8時59分の最後の秒で調整が行われます。

うるう秒はどうして生じるの?

本来、地球の一周が1日であるべきですが、地球の自転速度は一定ではなく、微妙にブレが生じるからです。うるう秒が気になる方は、7月1日の8時59分過ぎに、秒数まで表示できる時計アプリ(できればデジタル表示)を起動して見ていると、その瞬間が確認できかもしれません。

うるう秒