Windows10をあと1年使う準備
いよいよWindows10のサポートが2025年10月15日(日本時間)に終了します。
サポート終了後もWinodws10が搭載されたパソコンを使用することはできます。しかしOSの脆弱性が修正されないため、ウイルス感染や個人情報の漏洩などのリスクが高くなります。そのためWinodows11へのアップグレードを推奨しています。
しかしWindows11のシステム要件は高いため、古いパソコンの場合、アップグレードできない場合があります。このようなパソコンに対し、マイクロソフトは個人ユーザー向けに2025年10月のサポート終了後から最大1年間、一部のセキュリティ更新プログラムを無償提供することを発表しています。
下記のいずれかを満たした場合、無償提供されます。
- MicrosoftアカウントでWindowsバックアップを使用する
- Microsoft Rewardsポイント1,000ポイントと引き換え
Windowsバックアップとは
「バックアップ」と聞くと「パソコンのすべてのファイルをコピーして保存する」という大変な作業を想像しますが、今回の条件で求められるものは少し異なります。
無償延長の条件として求められている「Windowsバックアップ」は、PCの設定、インストールしたアプリの一覧、パスワードなどの情報を、Microsoftアカウントに紐づくクラウド(OneDriveというインターネット上の保管庫)に同期させることを意味します。
これは新しいPCに移行する際に設定を簡単に引き継ぐための機能です。
この設定の同期は、Microsoftのクラウドストレージ OneDriveを利用して行われます。
ESU無償化の条件は「ドキュメント」や「写真」フォルダなど、容量の大きなユーザーファイルを大量にOneDriveにバックアップすることではありません。
すでにPCの設定を同期できていれば、OneDriveの容量を気にしたり、大規模なファイル同期(ドライブのバックアップ)を行ったりしなくても条件は満たされます。
Windowsバックアップの設定
- [Windows]+[I]キーを押して設定画面を表示します。
- [アカウント]をクリックしまます
- 画面左側のメニューから[Windowsバックアップ]を選択します。
- [アプリを記憶]欄と[自分の設定を保存する]欄のトグルスイッチをオンにします。
- 事前に行う設定は以上です。

Windows Updateの画面を表示するとESUへの正式な登録([今すぐ登録]ボタン)が表示されています。このボタンをクリックし、ウィザードに従って登録することで、最大1年間無償延長サポートを受けることができます。
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