システムの復元ポイントが60日間に短縮

2025年6月に配信されたWindowsセキュリティ更新プログラム「KB5060842」をWindows11(24H2)に適用すると、システムの復元ポイントが最大60日間に短縮されることが明らかになりました。
従来のWindowsでは、自動で作成された復元ポイントや手動で作成した復元ポイントも、ディスク容量が許す限り長期間保持することができました。
しかし今回のアップデートで、その保持期間が最大60日間に短縮されます。

システムの復元ポイントとは

システムの復元ポイントとは、Windowsの「システムの保護」機能によって作成される、特定時点のシステムの状態を記録したファイル群のことです。Windows Updateの適用時やドライバーのインストール時、一部のアプリケーションのインストール時などに自動作成されます。
ユーザーが任意のタイミングで作成することもできます。

システムの復元ポイントが作成されることで、OSの動作が不安定になったり、アプリケーションのインストールやドライバーの更新によって問題が発生した場合に、以前の安定した状態にシステムを戻せるメリットがあります。