映像のちらつきを修復する方法
オンライン会議やネット授業のとき、カメラを利用します。しかし映像の"ちらつき"が発生して困ることがあります。その要因の多くは利用環境により発生する"フリッカー"現象です。
"フリッカー"現象は、部屋の中で使用している蛍光灯など、照明との関係で起こります。蛍光灯などの照明は、肉眼ではわからない程度の点滅を繰り返しているのですが、映像の明るさにバラツキが生じて"映像のちらつき"が起こることがあります。これがフリッカー現象です。
照明の点滅に影響を及ぼすのが電源周波数です。この電源周波数は、東日本で「50Hz」西日本で「60Hz」という違いがあります。
日本で電力事業が始まった明治時代、東京には「50Hz」の電気を発電するドイツ製発電機、大阪には「60Hz」の電気を発電するアメリカ製発電機が輸入され、それがそのまま東日本と西日本の地域に広がってしまった歴史的背景があります。
蛍光灯などの照明は、電源周波数により1秒間に点滅する回数は、50Hzなら1秒間に100回、60Hzなら1秒間に120回点滅します。しかし最近のカメラのシャッタースピードはそれよりも早いため、蛍光灯の点滅の合間に撮影してしまい、映像に明暗差が生まれてしまいます。それが"映像のちらつき"が発生する要因です。
映像のちらつきを修復する方法
Windows11やWindows10には、UWP版アプリ「カメラ」が標準搭載されています。
このカメラアプリで周波数帯を変更します。
- カメラアプリを起動します。
- 設定を開きます。
- ビデオの設定を展開します。
- [ちらつき低減]欄から「50Hz」または「60Hz」のいずれかを選択します。
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