マイクロソフト8月の修正パッチはインストールに注意

マイクロソフトは、8月10日に公開予定の13件のセキュリティ更新プログラム(修正パッチ)の事前情報を公開しました。
脆弱性の深刻度は、4段階で最も高い“緊急”が2件、2番目に高い“重要”が9件、3番目に高い“警告”が2件。深刻度が“緊急”の2件の脆弱性はいずれも、悪用されるとリモートでコードが実行される恐れがあります。また深刻度が“重要”の9件の脆弱性は、WindowsやOffice、.NET Frameworkなどに影響があり、悪用されると、リモートでコードが実行されるほか、特権の昇格、情報漏えい、サービス拒否の恐れがあります。

ただ、.NET Frameworkの修正パッチはコンパイルを行いながらインストールするため、インストールに時間がかかるようです。
通常修正パッチのインストールは10分程度で終了しますが、推奨最低ラインのスペックで稼働するシステムでは、数十分から数時間かかる場合もあるので注意が必要です。
マイクロソフトでは、修正パッチのインストールが完了する前に電源を落としてしまうと、システムのファイルが破損し、以後インストールに失敗するなどのトラブルが発生する可能性が高いので、要注意です。

マイクトソフト セキュリティセンター